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R3第一回恒続林研究部会

 4月は諸々の届の関係もあり、活動を断念。5月も諸事情により予定の第3土曜を22日土曜日に延期して実施した。部会では、先ず、昨年度の会計報告と今年度予算案の審議と活動方針について審議し、それぞれ承認を得て終了。正式に新入部会員(エース)も迎え、フィールドでの活動を実施。

 フィールドでは、マルテロスコープ試験地の将来木のライバル木を伐採する作業に取り組んだ。比較的順調に伐採は進んだ。今回伐採した場所は凹型地形の中腹部分を伐採したが、実際に伐採した木の樹高は毎木調査時の測定値より若干高くかつ枝下高についても枯れ枝が猛烈に多く生きている枝が予想以上に少ない。即ち、このエリアの相対的な樹冠長率が調査測定値より小さくなっている傾向がある。

 ライバル木を伐採すると今日一日でもかなり林内照度は上がったが、この樹冠長の実態から将来木の成長が若干気になる。現時点で樹高が23m。今後のこの丘陵尾根部の立地ででどこまで成長してくれるか?葉の量を増やし肥大成長が進むかかどうかが心配だ。被圧され続けてきた20年生の下層ヒノキの成長は期待できるか?伐採地の林床にはヒノキの天然更新も確認できたが、これらにも期待したい。上長成長に火が着くヒサカキとの付き合い方もどうしていくかも課題か?

 1日の活動最後の伐倒がなかなか面倒なかかり木になった。その処理に時間を要し、終了時刻を大幅超過。関係者にご迷惑もおかけした。お日様の光の下でしかできない作業はその判断に余裕が必要なことも皆で経験した。





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