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恒続林研究部会趣旨

 当該活動地区は県立矢田自然公園に指定されている県有地であり、平成8年度に国有林から県が払い下げを受けたヒノキ人工林である。国有林時代から整備が遅れており、平成11年度に県が受光伐(抜伐り)を行い同樹種の樹下植栽を行なった。その後下層木も成長しているが、上層木の樹冠もほぼ鬱閉している状態であり、森林の健全な育成には何らかの施業が必要な状態になっている。

 現代の林業の見地では同一樹種の多層林の成立は極めて困難だとされているが、当会では、この森林を出来るだけ健全な形で成長を促すための施業を研究し実施したいと考えている。実施にあたっては当会の母体である奈良県森林総合監理士会や関係有識者の技術的支援を受け、試験地を設置し経過観察を行いながら施業を実施する。

 活動の取り組みは、現地調査を実施し、数カ所の試験地を設置し、密度管理や後継樹の成長を促す施業方法を検討しながら整備を進める。県立矢田自然公園の保険休養機能の向上を考慮しつつ、他樹種の混交なども検討しながら、現存ヒノキ林の活性化と気象害などの悪影響が出ないよう慎重な施業を検討し実施する。

活動予定

​【お知らせ】

​2021年度の活動日は第3土曜日を基本とし、天候などで延期の場合予備日は第四土曜日です。

資料など
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