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「育林に関する基礎知識」現地学習

 6月30日の座学に引き続き、フォレスターアカデミーの皆さんと「育林に関する基礎知識」の現地見学を実施した。3時間しかないこのコマで出来るだけ色々な育林の現状を見てもらおうと、見学のドライブコースを選んだが、どうしても林道などの山道になるので悪天候が気になってきたが、なんとか大きな崩れなどもなく予定通りのコースで現地見学が実施できた。

 人工林の単純一斉林施業で一番大変な時期の現場を目で見て感じて欲しいと、川股の造林地を最終現地見学の場所に選んだが、行き帰りの道中が長いので、その道中にも様々な林齢の人工林施業を学んでもらえたらと黒滝の人工林施業地域を通過しながら現地に向かうコースを選定した。途中、手入れの遅れている人工林や、枝打ちの必要な時期の人工林、手入れの行き届いた人工美林、吉野杉の伸びの良さ、大径木でも間伐する吉野林業などなど、色々な施業をトランシーバーで案内しながら現地に向かった。学生さんには、吉野町、黒滝村、西吉野の林業の様子を色々観察してもらえたと思う。

 終点の植林地を観察すれば、学生の視点からも色々な育林の課題が浮かび上がるはずだ。この施業を否定するものではないが、人工林という自然を人為的にコントロールする「育林」は本で読む程簡単に行えるものではない。そのために君たち若者は学習と共に、たくさんの経験が必要で、多様な視点での実行力が求められるということを伝えたかったが伝わっただろうか???




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