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フォレスターアカデミーで講義

 奈良県フォレスターアカデミーで講義を担当させていただいた。担当させていただいたのは「育林に関する基礎的な知識」ということで、学校側からは、森林の中でも特に木材生産を目的とした人工林の単純一斉林に関する育林に焦点を絞った講義を求められていたので、その範囲で講義を実施した。

 実際に実務に携わっているフォレストワーカーやフォレストリーダー相手の講義は経験も積んでいるが、今回のように学生相手の実務の講義は初体験。(近畿大学の研究会を除き)初めてのことはなんでも難しい。対象がFWやFLであれば林業用語も「わかって当然」のようなところもあるが、4月に入学した学生たちなので、そのところが難しい。すでに林業関係の職歴を有する学生もいれば、全く林業を知らない学生もいるので、どのレベルで何をどこまで話すかが大変難しい。

 今回は準備段階からいろいろ悩んで授業の組み立てを行ったが、本日、一応彼らに伝えたいことは喋って講義は時間内に終えることができた。自分の熱い思いが、彼らにどこまで伝わったかどうかは分からないが・・・。

 それにしても、アカデミーの学生の聴講態度は素晴らしい。午後の一番眠気が襲う時間帯の座学なのに前から見ているとほとんどの学生が講義を聴いてくれていた。これは素晴らしい。質問も出た。聴いていてくれた証拠だ!学生さんには、これから2年の詰め込みでの学びも大変だと思うが、我々の時代と違い大変恵まれたスタートになるので奈良県の森林・林業・山村の活性化のため「心を燃やして」挑戦して欲しいと切に願う。




 

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