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第14回明日の奈良の森を考える学習会

コロナが明け、久々に明日の奈良の森を考える学習会を開催ました。学習のテーマは「スギと広葉樹の混交林〜蘇る生態系」という今の流れにぴったりで奥の深いテーマだ。場所はかしはら万葉ホール研修室2

 講師には同テーマで書籍を出版されている東北大学名誉教授の清和研二先生。先生は北海道で研究員を経た後東北大学で研究を重ねられた森林生態系学者で、今回の学習会のテーマで書籍を出版されているほか、さまざまな紅葉樹について樹木愛のこもった書籍を出版されている多種共存の森の第一人者だ。

 今回は、遠方から大先生にお越しいただいていることもあり、公演時間は3時間と長めでしたが、80名弱の参加者は熱心に講義に集中してくださいました。というのも、先生のお話が大変興味深くどんどん引き込まれていく。

 拡大造林政策の遺産で、現在の林業の最大の課題である単純で年代の集中した資源構成をいかに平準化し、本来の森林生態系サービスを回復させそれを山村地域の活性化に役立てるか。

 明日の奈良の森を考える上で決して避けて通ることのできない大きなテーマに関する学びを深めることができた。また、こうして、このテーマでたくさんの方々にご参加いただける学習会を「奈良県森林総合監理士会」で開催できたことは会の功績として高く評刺されるだろう。

 そして、先生のお言葉「奈良はかつて吉野林業で日本一の林業技術の地として輝いたが、次の時代も森林生態系の力を最大限に引き出す森林技術のトップランナーとして頑張ってほしい」の通り、我々は老若の技術者が手を携えながら奈良の森の未来に向かって頑張っていきたい。


 学びの後の懇親会は近くのイタリア料理店で盛り上がり、ここでも森の新たな出会いが膨らんだ。





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